半月板損傷による最大の脅威は膝に掛かる
ストレス?早期対策をした方が良い理由とは!
膝痛症状の中でも運動時の衝撃等で比較的
起こりやすいとされる半月板損傷。
発症すると膝への痛みや水溜り、
ロッキング等様々な症状が現れますが
中でも一番の脅威と言えるのが膝筋肉に
掛かるストレスの存在です。
今回はこの半月板損傷がもたらす肉体への
ストレスにスポットを当てて
解説していきます。
●半月板損傷からなる膝への
ストレスって?
半月板は膝の内側、外側にそれぞれ
付いている軟骨形状の組織です。
通常は荷重ストレス
(膝に掛かる負荷と同義)を
受け流しそのダメージを和らげる役割を
果たします。
しかし、どちらかの半月板が損傷して
しまうとこの仕組みが崩壊。
荷重ストレスの分散が上手く行えなくなり
衝撃が筋肉、及び関節に加わるように
なってしまいます。
これが半月板損傷からなる膝への
ストレスによる弊害です。
こうしたダメージは筋肉や関節が
健康な時は些細なダメージに思えますが
それらの部位が弱っていくにつれて慢性的な
痛みやまるで膝を酷使したような衰えを
感じるようになってしまうので
注意が必要です。
・膝へのストレスによる弊害に対して安静に
すれば治る!という認識は間違い
上記で紹介したような膝へのストレスによる
弊害が起きた場合、
多くの人は膝を動かさないように、
安静にしようとします。
確かに怪我や不調が起きたら大人しくする
というのは誰もが知っているケアの基本
ですよね。
でも残念ながら今回の事柄においては
それは間違った対処法です。
確かに動かさなければ痛みが発生しない
訳ですがそれだけだと筋肉の弱体化が
避けられず症状はどんどん悪化します。
動かさない方が良いと思って安静にしても
実際はマイナスに作用してしまうのです。
・膝へのストレスに伴って関節のゆがみも
現れやすい
膝へのストレスに伴って現れるのが
関節のゆがみです。
本来ならば関節は筋肉によって
守られている関係で簡単に
ゆがむことがないのですが、ストレスにより
筋肉のパフォーマンスが低下している状態だと、
ほぼ守られていない状態に等しくなることも。
その場合、関節の形状が変わりやすくなり
膝のかみ合わせに支障が出ます。
しかも、足の関節が悪くなれば当然歩行時や
日常生活の姿勢、バランスにも影響しますから
最終的には骨盤等のゆがみを発生させてしまう
可能性もあります。
骨は一旦形がゆがんでしまうと
改善するのに時間が掛かるので、
次項で紹介してい対策を
行ってゆがみの予防を
しておくのが良いでしょう。
●半月板損傷からなる膝へのストレスの
対象法は?
半月板損傷の影響で
起きるストレスの対処法として
一番おすすめなのは筋トレで
膝を鍛えてストレスに負けない膝を作ること。
前項の関節のゆがみに関しても筋力が
弱まったことが由来して発症リスクが
上がるので筋力を高めるというのは
様々な症状の改善を一挙に
兼ねる行為だと言えます。
お年寄りやなんらかの理由で足を
動かせない方はマッサージや
ストレッチでも問題ありません。
使われなくなった筋肉は硬化して
柔軟性を失っているので、
揉みほぐすだけでも
筋肉のパフォーマンスを
取り戻せますよ。
毎日少しずつ行うにしても
やる人とやらない人では
結果が全然違います。
また、肥満の人は肉体を支える
足に対して通常体型の人よりも
大きなストレスが
加わりやすいです。
特に歩行時は通常体重の
3倍もの負荷が掛かるため、
太っていると相当な衝撃が
歩く度に膝の筋肉や骨に
掛かることになります。
これまで紹介したような
筋肉の衰えによるリスクを
避けたいなら極力痩せた方が
良いでしょう。
そしてもちろん、
日常的な動作にも
膝に負担をかけないよう
心がけてください。
長距離を歩く前に準備運動したり、
しゃがむ動作を避けたりして
膝を労わる等、当たり前のように
行っている事柄の中にも
注意すべき点は沢山あります。
できることからで良いので
実践し健康的な膝を
目指しましょう。
・膝への筋トレはどんなことを
したらいいの?
膝への筋トレですが具体的に
どんなことを行えば良いか
悩む人も多いはず。
そんな方はまず下記のような
トレーニングを
行ってみては如何でしょうか。
①膝上げ運動
真っ直ぐ立った状態から
膝を上げて5秒間程維持する
トレーニングです。
休憩を挟んでも良いので
毎日両足3セットずつ行って
みましょう。
運動の際は体、手が
曲がらないように
意識してください。
また、バランスが保てない人は
何かに捉まって行っても
問題ありません。
立つこと自体が辛い方は
寝たまま仰向けの状態から
膝を上げても良いです。
②膝伸ばし運動
イスに座った状態、
立った状態どちらでも
構わないので足を
目の前にしっかり伸ばし
その状態を5秒間程度
保つ運動です。
行う際は地面に足が
つかない様にしましょう。
毎日4セット程度
行うのが理想です。
①②の運動はそれぞれ
使用する筋肉が違うので
これらの運動をするだけで
ある程度膝の筋肉が
鍛えられます。
ただ、こういった運動は
あくまでも万人向けのもの
なので個人の症状や体調を
考慮していません。
自身の状態に合わせた
効果的なプログラムが
行いたいという方は
整体の専門家等に
指導を求めてみましょう。