大阪に膝痛の名医はいらない。治してもらうという意識ではなくて自分自身で改善させようと努力することも大切。
【人体実験】
膝を緩めすぎたらどうなる?
関節を守る筋肉の真価を自らの膝で検証してみた
こんにちは。
大阪重症膝痛専門整体院ひなたの豊田です。
私は普段から、患者さんにこうお伝えしています。
炎症が取れたあとこそ、関節を安定させる筋肉を使わないと、また痛みが戻りますよ。
これは私の臨床で何度も体感してきた原理です。
しかし、私は常に「理論は現場で証明されてこそ本物」と考えています。
だからこそ、今回も自分の体を使って実験してみました。
実験内容:あえて筋肉を緩めすぎる
膝周りの筋肉を徹底的にゆるめ、関節を安定させる筋肉(深層筋)は一切使わない。
その状態でキックボクシングを行いました。
1ヶ月後、膝の中に違和感。
結果:やっぱり痛くなりました(笑)
関節を安定させる筋肉が働かなくなると、膝はバランスを崩します。
緩めるだけでは膝は守れない。理論どおりの結果が、自分の体で再現されました。
再び安定スイッチを入れると
次に、私がいつも大切にしている6つの筋肉がしっかりと働くようにしていくことで、膝のグラつきは消え、痛みもスッと引いていきました。
やはり、筋肉が本来の役割を果たすと、関節は正しく安定します。
ただし、筋トレだけでは再現できない人がいる
ここで重要なのは、「筋トレをしても力が入らない」という患者さんが実際にいるということです。
その原因は、筋力不足ではなく、神経伝達がうまく働いていないケースが非常に多い。
だから当院では、まず「神経の通り道」を整える施術を行い、
脳からの命令が筋肉に届く状態をつくったうえで、トレーニングを行います。
この順番を間違えると、いくら筋トレをしても筋肉は思うように働きません。
可動域が上がらないと筋力は上がらない
そしてもう一つ、非常に大切なことがあります。
それは「関節の可動域」です。
筋肉というのは、しっかり伸びてこそ強く縮む構造になっています。
つまり、可動域が狭いままでは、筋力は本来の力を発揮できません。
膝の屈曲制限(曲げにくさ)や伸展制限(伸ばしにくさ)があると、いくらトレーニングをしても出せる力が限られてしまうのです。
ですから当院では、神経を整える前にまず関節の可動域を改善させることを大切にしています。
動きが出ることで、筋肉の伸び縮みが正常化し、神経伝達もスムーズになり、筋力発揮が一気に高まります。
さらに、筋肉は材料がなければ育たない
そしてもう一つ重要なのが「栄養」。
筋肉は、トレーニングだけではつきません。
適切な栄養(炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラル)がそろって、
はじめて回復と再生が起こります。
ですから当院では、施術・神経伝達・トレーニングに加えて、栄養指導まで行っています。
体を「整えて → 動かして → 通して → 育てる」
この流れが揃ってこそ、再発しない膝が完成します。
この実験からの結論
膝痛の改善には、
「緩める」「可動域を上げる」「鍛える」「通わせる」「栄養を与える」
これらすべてが揃う必要があります。
どれか一つでも欠けると、痛みが改善しにくく、再発します。
だから私は、単なる筋トレ”はなく、
関節 × 神経 × 筋肉 × 栄養の統合リハビリを提唱しています。
哲学「語るだけでなく、証明する」
今回の実験を通して改めて確信しました。
私は理論を語るだけでなく、自分の体で証明する施術家でありたい。
人の体を扱う以上、机上の空論ではなく、「現場で通用する真理」を探究する。
そのために、これからも自ら人体実験を続け、世界一、再現性のある膝の整体を追求していきます。
まとめ:「緩めて → 動かして → 通して → 育てる」
膝を良くするには、緩めるだけでも、鍛えるだけでも足りません。
1筋肉を緩めて動きを出す
2 関節の可動域を上げて筋肉が働ける環境をつくる
3 神経伝達を整えて力を出せるようにする
4 栄養で筋肉を育てる
この順番こそが、膝を改善させ、再発しない膝をつくる唯一の方法です。