大阪 偽痛風と膝痛

大阪 膝痛専門の豊田啓太です。
本日は膝痛と偽痛風の関係についてブログを書きたいと思います。
ひざ痛を引き起こす原因の一つに「偽痛風」があります。
一般的な痛風とどんな違いがあるのかを説明します。
【偽痛風とは】
尿酸塩の結晶が関節に炎症を起こしひざ痛などを発症する痛風とは異なり、偽痛風は、ピロリン酸カルシウムの結晶によって起こる関節炎です。
ピロリン酸カルシウムの結晶は、軟骨に沈着するため、軟骨切開化症とも呼ばれますが、特にひざ関節に多く発症するため、ひざ痛になるのが主な特徴です。
結晶が関節の軟骨組織に沈着すると、関節内に結晶が遊離しそれに反応して炎症が起こります。原因については今のところ明確ではありません。
ただ、軟骨に傷があると、その部分に結晶が沈着しやすいことから、加齢や運動による関節軟骨へのダメージが原因の一つではないかと言われています。
【偽風痛の症状について】
主な症状は、ひざ痛です。
関節を中心に腫れや、痛み、発心や熱感が出現します。
ただ、体質によっては、ひざ痛に加え、発熱、体重の減少など全身症状が現れることもあります。
さらに偽痛風は、症状によって区別され、偽痛風発作型は、関節炎を繰り返し、ひざ関節だけでなく、手やひじ、脚関節にも症状を広げます。
偽性関節リウマチ型は、比較的慢性に経過し、多関節に及び炎症が確認されます。
ただ、朝のこわばりなど、関節リウマチと同じ症状がいくつか見られるため、間違った診断をされるケースも少なくありません。
偽性変形性関節炎型は、急性発作を伴い、ひざ痛などが主な症状となります。
もっとも深刻なのは、偽性神経障害性関節症型で、高度の関節破壊があり、ひざ痛だけでなく、進行状況によっては、歩行困難などに陥るケースもあります。
【検査や治療法は?】
偽痛風によるひざ痛を悪化させないためには、早期発見早期治療が必要です。
検査の方法については、血液検査による炎症反応を確認します。
さらにレントゲン検査で、石灰化や骨の破壊、結晶等の診断を実施し、詳しく調べていきます。
治療法については、安静と痛みの軽減だけで、結晶を取り除くための治療は今のところありません。
そのため、通院しているのに、痛みが全く改善できない、という方も珍しくないのです。その場合、整骨院や整体院等も併用するなど、痛みを軽減できるさまざまなアプローチを取り入れるのも一つの方法です。
【偽痛風って予防できるの?】
偽がついているだけで痛風と同じ原因で、対処法も同じ、と考えている方が多いようですが、違います。痛風が、尿酸値の上昇が原因であるのに対し、偽痛風はピロリン酸カルシウム結晶の沈着によって、ひざ痛を発症しています。
つまり、名前は似ていても、予防法は全く違います。
ただ、はっきりとした原因と治療法が確立されていない今、これといった予防法が無いのも事実です。
しかし、関節軟骨の傷に結晶が沈着しやすいということは、関節軟骨のダメージを引き起こすような原因を出来る限り取り除くことは、十分な予防に繋がります。
例えば、ひざを酷使するような状況の場合は、ひざ周辺の疲労を取り除いたり、筋肉の柔軟性、骨の強度、質を高めるような対策が必要です。
運動やマッサージ、ストレッチも重要ですが、身体の歪みなどは、ひざ関節への負担を大きくするので、定期的に整骨、整体等で骨盤矯正や骨格矯正を受けるのも一つの方法です。
また加齢とともに、関節軟骨は、次第に磨り減っていくので、軟骨成分を補うサプリメントを上手に取り入れるのもいいかもしれませんね。
予防法や対処法などに疑問を抱えている方は、お近くの整体、整骨院等専門施設で相談してみるといいでしょう。

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